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概要

vol100 2015.03.26

商店街こだわり100景―おふたりとも、それぞれ何代目になるのでしょうか?菅原僕は6代目です。20年前に親父が亡くなって跡を継いだのですが、正直に言うと若いころは商売を継ぐ気はあまりなかったんですよ(笑)。ほかにやりたいこともあったし。鈴木僕は5代目になりますが、自分の場合は父から〝お前が将来やるんだよ?と言われていたんですね。だから、子どものころからなんとなく親の背中を見ながら〝継ぐんだろうなぁ?くらいに思っていました。―背負う老舗の看板の重さを感じることはありますか?鈴木うちは、もともとは『丸金』っていう鰻屋だったんですよ。それを戦後、僕の祖父がたたんで小間物の商いを始めた。そして、父の代で店の名を『セザーヌ』に変えて、今のセレクトショップのような形態に変えていったんです。業態を変えながらやってきているから、それほど重みっていうのは感じないですね。余談ですけれど、松島の瑞巌寺の山門をくぐってすぐ横に鰻塚と創業安政2年(1855)の「お茶の菅原園」と創業明治元年(1868)の「セザーヌ」。クリスロード商店街で、100年以上も商いを続けてきたこれら老舗に共通するのは、若きリーダーの力が多いに発揮されているということ。「お茶の菅原園」代表取締役の菅原裕順さんと「セザーヌ」専務取締役の鈴木宏宜さん、生粋の伊達商人に話をうかがいました。次代を担う若き老舗リーダーいう石碑があるんですけれど、その裏面に寄進した人の名が残っているんです。仙台からは『大観楼』さんと、うちの『丸金』の名があるんですよ。菅原その業態を変えるって、すごいことだよね。普通は怖くてできないよ。自分だったら、できないなぁ。でも、お祖父ちゃんお父さんと英断を下してきているでしょ。宏宜さんの代では何やってくれるんだろうね、楽しみだな(笑)。鈴木その時の環境の変化に応じてね(笑)。菅原僕の場合は、重みを感じないといったらウソになるな。古くからのお客様と接すると、〝ちゃんとしなくちゃな?って思いますし。鈴木じゃあ、ちゃんとしてくださいよ、代表(笑)。環境の変化に柔軟にやっていきたいですね(鈴木)セザーヌ明治元年(1868)創業。当時は『丸金』の名で鰻屋だった。現在は、おしゃれなアクセサリーや雑貨を扱うセレクトショップ。青葉区中央二丁目3-20?022-222-8249営/10:30~18:30休/不定休Suzuki Hiroyoshi鈴木宏宜対談対談9商店街こだわり100景―おふたりとも、それぞれ何代目になるのでしょうか?菅原僕は6代目です。20年前に親父が亡くなって跡を継いだのですが、正直に言うと若いころは商売を継ぐ気はあまりなかったんですよ(笑)。ほかにやりたいこともあったし。鈴木僕は5代目になりますが、自分の場合は父から〝お前が将来やるんだよ?と言われていたんですね。だから、子どものころからなんとなく親の背中を見ながら〝継ぐんだろうなぁ?くらいに思っていました。―背負う老舗の看板の重さを感じることはありますか?鈴木うちは、もともとは『丸金』っていう鰻屋だったんですよ。それを戦後、僕の祖父がたたんで小間物の商いを始めた。そして、父の代で店の名を『セザーヌ』に変えて、今のセレクトショップのような形態に変えていったんです。業態を変えながらやってきているから、それほど重みっていうのは感じないですね。余談ですけれど、松島の瑞巌寺の山門をくぐってすぐ横に鰻塚と創業安政2年(1855)の「お茶の菅原園」と創業明治元年(1868)の「セザーヌ」。クリスロード商店街で、100年以上も商いを続けてきたこれら老舗に共通するのは、若きリーダーの力が多いに発揮されているということ。「お茶の菅原園」代表取締役の菅原裕順さんと「セザーヌ」専務取締役の鈴木宏宜さん、生粋の伊達商人に話をうかがいました。次代を担う若き老舗リーダーいう石碑があるんですけれど、その裏面に寄進した人の名が残っているんです。仙台からは『大観楼』さんと、うちの『丸金』の名があるんですよ。菅原その業態を変えるって、すごいことだよね。普通は怖くてできないよ。自分だったら、できないなぁ。でも、お祖父ちゃんお父さんと英断を下してきているでしょ。宏宜さんの代では何やってくれるんだろうね、楽しみだな(笑)。鈴木その時の環境の変化に応じてね(笑)。菅原僕の場合は、重みを感じないといったらウソになるな。古くからのお客様と接すると、〝ちゃんとしなくちゃな?って思いますし。鈴木じゃあ、ちゃんとしてくださいよ、代表(笑)。環境の変化に柔軟にやっていきたいですね(鈴木)セザーヌ明治元年(1868)創業。当時は『丸金』の名で鰻屋だった。現在は、おしゃれなアクセサリーや雑貨を扱うセレクトショップ。青葉区中央二丁目3-20?022-222-8249営/10:30~18:30休/不定休Suzuki Hiroyoshi鈴木宏宜対談対談9