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概要

vol94 2014.9.25

本気で歌いたい市民の方が集まっています!仙台フィルハーモニー管弦楽団の演奏事業部に籍を置く後藤美幸さんは、「仙台フィルと第九をうたう合唱団」のマネジメントを担当する陰の立役者。「もともとは、オーケストラが広く市民の方と交流を持つという目的でこの合唱団が結成されました。オーディションを実施して、本気で歌いたい市民の方に参加をいただいています」と。今は10月の「仙台クラシックフェスティバル」に向けて練習中。この公演を終えると、12月20日の本番へ向けて練習もさらに熱を帯びる。後藤さんは「せんくらへの出演で何かを得るのか、そこからの盛り上がりがすごい。12月の本番では、素晴らしい合唱をお聴きいただけると思います。オーケストラと合唱の迫力ある演奏から、ベートーヴェンが『第九』に込めた“人類みな兄弟”というメッセージを感じてほしいです。そして、これをお聴きになった方が、“参加したい”と思っていただけたら」と。後藤美幸さん仙台フィルハーモニー管弦楽団演奏事業部所属。オーボエをこよなく愛する仙台フィルハーモニー管弦楽団「第九」特別演奏会●日時/2014年12月20日(土)開場15:00●会場/東京エレクトロンホール宮城【問い合わせ】仙台フィルサービス?022-225-3934※詳しくはHP http://www.sendaiphil.jp/????????[仙台フィルと第九をうたう合唱団]感謝の気持ちを込めて、力いっぱい歌います。阿部祐子さんは、2009年から「仙台フィルと第九をうたう合唱団」に参加、現在はアルトのパートリーダーを務める。「もともと合唱をやっていたのと、オーケストラと同じ舞台に立ってみたいと思ったのが、応募のきっかけです。3年前からパートリーダーをさせていただいていますが、10代から80代までの幅広い合唱団のみなさんが快適に歌いやすいようにするのが私の仕事だと思っています」と話す。阿部祐子さん多賀城市出身。2009年より合唱団に参加。自身ではピアノを演奏する多賀城市出身の阿部さんは、自宅周辺が津波にのまれ絶望の淵にいた時も『第九』の舞台に立った。「震災後、テレビで最初に見た合唱が『第九』でした。レクイエムではなくて歓喜の歌だということに感動。舞台に立って、世界中に平和への願いを発信するべく精いっぱい歌うのが、私のように残された者の役目なのかもしれないと思いました。感謝の気持ちを込めて、今年も力いっぱい歌います」。4