仙台七夕まつり
七夕物語り
昔、中国に織女(ショクジョ)という機織(ハタオリ)の上手な美女が住んでいました。この娘は王の父君の自慢の娘でした。
娘が年頃になり父王は娘に農耕に熱心な牽牛という青年を婿に迎えました。ところが、それからというもの織女はあれほど好き好んだ技芸をおろそかにし、肝心の機織も怠けるように…。見かねた父王が牽牛を織女から引き離し、漢水の対岸に追放してしまいました。織女は毎日泣き続けるばかり。
あまりにも可愛そうなので、年に一度、旧暦7月7日の夕だけ、逢いに来ることを許しました。牽牛が漢水を渡り織女に逢いくその時は、鵲(かささぎ)が群がり牽牛の橋渡しをやったということです。この地上のロマンスが、天空高く流れる天川(あまのがわ)のほとりの、琴座のべガ[Vega:織女座]と、鷲座のアルタイル[Altair:牽牛座]に移して考えられるようになりました。
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