壱弐参横丁でおよそ70年にわたって暖簾を守り続けている「笹屋」で、4年ほど前から提供している季節限定メニューが「仙台白菜タンメン」だ。
店主の中村俊男さんは「食材王国みやぎに登録しているので、“仙台白菜を使ったメニューができないか?”ともちかけられたのがきっかけでした。それで、このあたりの店舗で『白菜祭り』というイベントをやって、その参加メニューとして提供していたのがこのタンメン。今年はイベントはないんだけれど、お客さんから好評だから、2月くらいまで出しますよ」と。
テーブルに運ばれてきたどんぶりを見て、その彩りの美しさに目を奪われた。「紫大根、紫芋、かぼちゃなんかの冬野菜に、キクラゲや小松菜も入っています。いつも10種類以上は使っていますね。夏場だと白菜の代わりにキャベツ、それからゴーヤなんかも入るんですよ」と、中村さん。スープは、鶏、豚、煮干しや香味野菜などを炊いて丁寧にとった自家製。仕上げに回しかけるごま油の香りが、食欲を引き立てる。甘味の強い白菜の茎、そして大根の適度な歯ざわりは、食べごたえ十分。野菜もたっぷりで、健康志向の女性や野菜不足のお父さんたちにもおススメだ。
中村さんは「白菜タンメンはこの時期一番人気だけれど、蕎麦とカレーの『青葉セット』やラーメンとカレーの『カレーセット』もあるので、お昼にぜひどうぞ」と。
笹屋
住/仙台市青葉区一番町二丁目3-28
☎/022-267-3039 営/11:00~18:00
休/毎週土曜、12/30~1/4