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夏のおすすめお土産 「仙台七夕手ぬぐい」
- 2016/8/1
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大学生による、美しい七夕吹き流しの手ぬぐい
仙台市地下鉄東西線の開業に合わせ、13各駅をイメージした型染の手ぬぐいを制作する「仙台手ぬぐい物語プロジェクト」が発足したのは、今から2年前のこと。東北工業大学クリエイティブデザイン学科の盧慶美(ノ キョンミ)准教授と学生たちによって、各駅のデザインから染色に至るすべてを担当した。盧准教授は「13駅のすべてをデザインして、型を彫って、色のパターンも駅ごとに5つずつ作って…。学生たちは、普段通りの授業を受けながらこの課題に挑戦しました。夏休みも毎日学校に来ていたし、徹夜した日もありました」と、話す。
この日取材に応じてくれたのは、吉田彩芽さん、松平菜織さん、蒔田くるみさん、松浦春菜さん。プロジェクト自体は、各々が得意な分野での分業作業をやっていたそうで「天候に左右されるのが辛かった」「とにかく忙しかった」と当時を振り返りながらも「学生時代にこういう経験ができたのは財産」「人の適材適所活かすことが、こういうプロジェクトを動かすうえでとても重要だということがわかった」「デザインを手に取る人の視点で考えられるようになった」と、このプロジェクトがとても貴重な体験となったことを話してくれた。
そんな、学生たちの汗と涙の結晶のひとつで、青葉通一番町駅をイメージした七夕吹き流しデザインのものが、今年6月、藤崎とのコラボレーションによって製品化され販売開始となった。松平さんは「藤崎さんの売り場に見に行ったとき、ちょうどお客様が購入してくださっているところで。それにすごく感動しました。売り場に行くまで全然実感がなかったけれど、こうやって人の手に渡っていくんだな、って。そう思うと、私が持っているものも、誰かが汗をかいて働いてくれた結果なんだなって、感謝の気持ちを持てました」。
抜けるような青空に美しい吹き流しがたなびく様子が描かれているこの手ぬぐいは、型染めの風合いが活かされていて、使ってよし、飾ってよし、そして学生たちの思いに触れられる品。そんなエピソードを交えながら、大切な人へ贈ってみてはいかがだろう?
【仙台七夕手ぬぐい】1,404円(税込)
■販売場所:藤崎大町館 2階食器売場