machinavi press 仙台Vol.106 10月号 特集「新米を食べよう」では、「炊きたて新米の美味しいお店」を2件紹介しました。
どちらもご飯が美味しいと評判のお店です。取材でお伺いしたら、やはりその通りのこだわりいっぱいのお店でした。 今回は、誌上では紹介できなかった写真や裏話など語らせていただきます。
サンモール一番町にあるサンモールCITYビルB1Fに店を構える「魚 陽月」さん。 ビルの地下に降りて店に向かって進むと、えっ、このビルの地下にこんなに素敵な和食のお店があったの?と思ってしまうくらい静かで落ち着いた佇まいなのです。
黄色い暖簾が印象的なお店の入口。陽月とは、太陽と月が出ている時間の営業を意味しているのかな。
カウンターです。奥のテーブル席から見るとこのような幻想的な雰囲気です。店内は木をメインにした内装で落ち着いた大人の空間。 奥のテーブル席の壁には、箸がディスプレイされていました。お洒落ですね。
さてさてこちらが、美味しいご飯を炊くかまど。でも薪で炊くのではありませんよ。強力なガス火でしっかり炊き上げるのです。 そして二升炊きの大きな釜にどっしりとした蓋。よく磨かれてピカピカです。蓋は特注だそうです。この重みで、米の沸騰と対流をしっかりと押さえるのですね。
この大きな二升炊きの釜で炊く米の量は五合とのこと。これがこの釜の一番美味しく炊ける割合だそうです。親方のこだわりなのですね。炊き上がって湯気が立つご飯を器によそおう親方の手には、自信があふれていました。
はい。美味しい新米ごはんのでき上がりです!
新鮮な魚料理がメインの陽月さん。この日の撮影に用意してくれたごはんのおともは、左「鮭の味噌漬け白子といくらと黄身おろし」、奥「鯛味噌と鯛の皮の煎餅」、右「大根と柿とみずの実の塩漬け」でした。どれもひと手間もふた手間もかけた料理でごはんにピッタリです。
私は、鯛の皮の煎餅が見た目もパリッとしていてとても気になりました~。
ランチでも美味しい魚料理が楽しめ、夜は和の定番料理に加え親方オリジナルの創作料理も堪能できます。もちろん和食に合うこだわりの日本酒も揃っています。
ゆっくりと静かに大人の時間を過ごしたい時におすすめの「魚 陽月」さんです。
えっ、案山子!? まさかトラクター!? これは米俵!? エレベーターでビルの5Fの来たはずなのにこの光景は・・・。
さらに窓辺にはハーブ!?
ここが「居酒屋 畑のあぐり」さんのエントランスなのです。
店名の「畑」や「あぐり」からわかるように、農業をイメージしたディスプレイで農家さんに食事に来た気分になります。食材は生産者から直接仕入れをしていて、生産者が行商人としてお店の客さんに直接届けることもあるそうです。それだけに新鮮な旬の食材を使った料理が味わえるということで、お客様も「今日は何が食べられるかな?」と毎回の来店を楽しみにしているそうです。
これは客席の上でキラキラ輝いていたシャンデリア! お店の入り口のイメージとは違うような・・・。でも、このゴージャス感が料理の美味しさを引き立ててくれるのかも。
誌上で登場いただいたオーナーを撮影中です。
こちらがオーナーが持っていた今回の主人公、「炊き立てストウブご飯3種」。白いご飯とストウブ鍋のカラフルな色が何とも言えないくらい引き立てあっています! 小さいけれどどっしりとしたストウブ鍋の質感がイイですね。
この小さい鍋でご飯を美味しく炊けるまでは水加減・火加減・時間など試行錯誤だったそうです。なんだか自分もトライしたくなってきました。その前にストウブ鍋を買わなくちゃ! どの色にしようか早くも悩んでいます。
それぞれのご飯には、お米の銘柄が書かれた名札?が付いていて、食べ比べで盛り上がりそうです。
そして一緒に付いてくるのがご飯のおとも。これがご飯に合うものばかりで嬉しくなっちゃいます。納豆・海苔なめ茸・漬物など6種も付いているから、ご飯が進むこと間違いなし! 食べ過ぎてしまいそうですね。
海山里のオリジナル料理がいっぱいの「畑のあぐり」さん。 仲間とワイワイ、アグリカルチャーを語りながら楽しい夜を過ごせそうなお店です。
ご紹介した2件のお店。ぜひ新米の美味しい時期に出かけてみてはいかがでしょうか。おススメです!