10月に入り、季節は一気に秋です。秋といえば秋祭り。小さい頃は近所のお祭りに行くのが当たり前で、その日が近づくのがとても楽しみでした。まさしく“ワクワク・ドキドキ”とはこの状態。近頃この楽しみが減ってきたなぁ・・・と、思っていたのですが何と!去る7月23日・24日に開催された「一番町三社まつり」の本祭り(24日)に、おおまち商店街・えびす神社の神輿担ぎ手として参加させていただきました!
「一番町三社まつり」は、えびす神社・和霊神社・野中神社の3基の神輿が主役です。
今回は、machinaviPRESS仙台Vol.111 7月号 中心部商店街 夏祭り「街が人が神輿が動く」の取材でお世話になった、おおまち商店街振興組合さんの計らいで、えびす神社の神輿のお仲間に混ぜていただくことに。神輿にくっついて歩き、見て感じた様子を報告いたします。久しぶりに“ワクワク・ドキドキ”しましたよ。
ちょっと長いひとりごとですが、お付き合いください。
【7月23日】前日
えびす神社の装飾でアーケードはおまつりムードに。
おおまち商店街に設えられた路上祭場にて、遷座修祓式を終えた神輿に担ぎ棒を取り付ける作業中。神輿の上に鳳凰、そして赤く太い綱で固定していく。青年部の先輩が後輩に技を伝授する年に一度の光景。和やかながら一つ一つ確かめながらの真剣な眼差しが印象的。
【7月24日】本祭り
おおまち商店街事務所のアイドル「ベル」ちゃん。とてもお利口なワンちゃんです。今日はえびす神社の手ぬぐいで作った半纏(?)を着て祭り気分満点!色の褪せ方に貫禄を感じる~!ポーズも決まってるね!
じゃん!憧れのおおまち・えびす神社の半纏に着替えました!でも、こちらはポーズが決まっていない!?反省・・・。
貸していただいた半纏・帯・白短パン・足袋を纏うときはドキドキ。事務所の方に体裁を整えていただきなんとか見た目はOK! 実は嬉しくて顔はニンマリなのです。
商店街のアーケードで神輿渡御本番を待つ「えびす神社の神輿」。熱気の前の緊張感が半端ない感じです。
おおまち商店街や藤崎関係者、神輿担ぎ手が一堂に会した「発輿祭」。おおまち路上祭場で神主さんのお祓いや玉串奉納が行われました。気持ちが引き締まる時間です。
渡御前の「宮出し」。仙台伊達木遣り会のみなさんの先導で、木遣り唄で神輿が進んできました。総勢250名の担ぎ手に囲まれて神輿のお出ましです。まるで気持ちの高ぶりを抑えているかのような時間。
動画でご覧ください!
一番町と中央通が交差する「一番町スクウェア」に3基の神輿が揃いました。出発式の前です。3方向一緒に写真を撮ることができずに残念・・・。
間もなく渡御行列が動き出します。今年は、猿田彦(天狗)と山伏が先人を切ります。この後に3基の神輿が続きます。
元気な仙臺すずめ踊りでスタート!
さぁ、神輿が動き出しました。担ぎ手全員の歩調を合わせながら調子をとっていきます。
和霊神社があるフォーラス前では、屋上にある神社に敬意を表し、神輿を高々と持ち上げ“差し”を行います。
こちらは野中神社前での“差し”の様子です。動画でご覧ください。
一番町四丁目に到着した3基の神輿。手前からえびす神社・和霊神社・野中神社。さすがに3基が揃うと迫力があります!
外人さんも担ぎ手に参加!
片方の担ぎ棒に女性が揃いました!お見事!
サンモール一番町で渡御一行は休憩タイム。神輿もひと休みです。
再開の始まりは、やはり仙臺すずめ踊りで!
チワワちゃんも参加!きっと祭りが大好きなのかな。こちらは肩に担がれているけど・・・。
掛け声と一緒に足並みも大事。一人だけ別の足を出したら大変!どうなるのだろう・・・。
クリスロード商店街にある三瀧山不動院の前でも神輿を持ち上げて“差し”を行います。
子供も頑張っている!
約4時間かけて商店街を練り歩き、おおまち・えびす神社の神輿がおおまち商店街に戻ってきました。
「一番町スクウェア」に3基の神輿が戻り、三方向からせめぎ合う“揉み”が始まります。担ぎ手は、最後の力を振り絞って御輿を動かします。
動画でご覧ください!
最後はまつり参加者全員での手打ちで納め。お疲れ様でした。
おおまち路上祭場で神輿の“還御祭”が行われ、まつりの幕がおります。
神輿もさぞお疲れのことと思います。また来年までゆっくりとお休みください。
日本のまつり、日本ならではの伝統としきたり、日本人の心 などなど、日本らしさをたっぷりと味わった一日でした。
この後は”直会~”!