戦後の焼け野原に自然発生した青空市場が、昭和21年に「中央公益市場」となったのが、この壱弐参横丁の始まり。当時からこの場所に暖簾を構える老舗もあれば、ここ最近オープンしたオシャレなバーや雑貨店まで、古きと新しきが混ざり合う、宝箱のような場所。仙台の“キング・オブ・横丁”として、多くの市民に愛されている。
うなぎ蒲焼 明ぼ乃
創業明治元年(1868)の老舗うなぎ店「明ぼ乃」。終戦後、壱弐参横丁に暖簾を移し、国産うなぎを使った本物の味わいを手頃な価格で提供している。店の裏にある井戸水を利用した生簀のうなぎを、その日必要な分だけさばく。炭火で香ばしく焼き上げ、ふんわりと蒸してから、代々受け継がれているタレとからめる。キリっとした味わいの明ぼ乃の蒲焼きは、それだけでも御馳走だが「うなぎ酒」にするとこれまた格別!
器に蒲焼きをひと切れ、そこに宮城の銘酒「浦霞」をカンカンに温めた熱燗をそそぐ。少し蒸らせば、蒲焼きの出汁と香ばしさが味わえる至極の一杯に。酒に浸った蒲焼きは白飯でお茶漬け…がおすすめだ。
INFORMATION
- 店名
- うなぎ蒲焼 明ぼ乃
- 住所
- 仙台市青葉区一番町二丁目3-28 壱弐参横丁内
- 営業時間
- 11:30〜20:00(売り切れ次第終了)
- 休業日
- 日曜・祝日
- TEL
- 022-221-5808