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明ぼ乃のうなぎ蒲焼きとうなぎ酒

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戦後の焼け野原に自然発生した青空市場が、昭和21年に「中央公益市場」となったのが、この壱弐参横丁の始まり。当時からこの場所に暖簾を構える老舗もあれば、ここ最近オープンしたオシャレなバーや雑貨店まで、古きと新しきが混ざり合う、宝箱のような場所。仙台の“キング・オブ・横丁”として、多くの市民に愛されている。


うなぎ蒲焼 明ぼ乃

香ばしさとキリリとしたタレの味が絶妙な「蒲焼き」(2,800円)

香ばしさとキリリとしたタレの味が絶妙な「蒲焼き」(2,800円)

創業明治元年(1868)の老舗うなぎ店「明ぼ乃」。終戦後、壱弐参横丁に暖簾を移し、国産うなぎを使った本物の味わいを手頃な価格で提供している。店の裏にある井戸水を利用した生簀のうなぎを、その日必要な分だけさばく。炭火で香ばしく焼き上げ、ふんわりと蒸してから、代々受け継がれているタレとからめる。キリっとした味わいの明ぼ乃の蒲焼きは、それだけでも御馳走だが「うなぎ酒」にするとこれまた格別!

蒲焼きと一緒に熱燗(450円)を頼んで「うなぎ酒」に・・・

蒲焼きと一緒に熱燗(450円)を頼んで「うなぎ酒」に・・・

器に蒲焼きをひと切れ、そこに宮城の銘酒「浦霞」をカンカンに温めた熱燗をそそぐ。少し蒸らせば、蒲焼きの出汁と香ばしさが味わえる至極の一杯に。酒に浸った蒲焼きは白飯でお茶漬け…がおすすめだ。

蒲焼きを焼きはじめると、ご覧の通り、店内にはモクモクと煙が立ち込める。これがまたいい雰囲気!

蒲焼きを焼きはじめると、ご覧の通り、店内にはモクモクと煙が立ち込める。これがまたいい雰囲気!

145年の伝統を守る四代目・佐々木公正さんご夫婦

145年の伝統を守る四代目・佐々木公正さんご夫婦

昭和3年(1928)ころの「明ぼ乃」。大正初期から昭和20年まで、今の一番町四丁目に店を構えていた

昭和3年(1928)ころの「明ぼ乃」。大正初期から昭和20年まで、今の一番町四丁目に店を構えていた

昭和9年(1934)ごろの「明ぼ乃」。仙台空襲で店は焼けてしまったが、代々受け継いだタレは先代がカメに入れ土中に埋めていたため難を逃れたのだとか

昭和9年(1934)ごろの「明ぼ乃」。仙台空襲で店は焼けてしまったが、代々受け継いだタレは先代がカメに入れ土中に埋めていたため難を逃れたのだとか

INFORMATION

店名
うなぎ蒲焼 明ぼ乃
住所
仙台市青葉区一番町二丁目3-28 壱弐参横丁内
営業時間
11:30〜20:00(売り切れ次第終了)
休業日
日曜・祝日
TEL
022-221-5808

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