街ナビ仙台サイト
サービス終了のお知らせ

ダテバイクで出かけよう! 初夏の仙台めぐり<2>

ダテバイクで出かけよう! 初夏の仙台めぐり<2>

「北山界隈」

青葉が美しい初夏の仙台を自然と歴史を楽しむサイクリング。
電動アシスト付レンタサイクル「ダテバイク」でめぐりながら、丘陵の北山界隈で歴史を感じる、とっておきのコースを紹介します。
特にこれからの季節、北山の社寺には美しい花々が咲きそろい、社寺巡りには最適です!

!cid_270C8CDD-3726-4ED8-9504-5943CD9C56BF

<POINT>
ダテバイクで出かけよう! 初夏の仙台めぐり<1> [サービスステーション~広瀬川~大崎八幡宮]のあとに足を伸ばして北山へ進むこともできます。

 

今回は、地下鉄北仙台駅からスタートするコースをご紹介!

!cid_270C8CDD-3726-4ED8-9504-5943CD9C56BF

地下鉄南北線で北仙台駅まで行き、そこからスタートの場合、「北2」出口から出ると目の前にポートがあり便利です。

北仙台駅の改札を出たところにある案内板で「北2」を確認

北仙台駅の改札を出たところにある案内板で「北2」を確認

 

① 地下鉄北仙台駅にある「ダテバイク北仙台ポート」から出発

「ダテバイク北仙台ポート」で自転車をレンタル

「ダテバイク北仙台ポート」で自転車をレンタル

JR仙山線の線路を渡り「北山五山」と呼ばれる社寺が残る北山丘陵の山すそにあたる道を進む。

 

<北山五山とは>
伊達家の本拠地が伊達郡(福島県)にあった鎌倉時代、京都五山に倣い光明寺、東昌寺、観音寺、光福寺、満勝寺の五つの寺を創建し「伊達五山」としました。その後仙台開府の際に、鬼門にあたる北山周辺に伊達五山の流れをくむ光明寺、東昌寺、満勝寺、資福寺、覚範寺をおき「北山五山」となったそうです。満勝寺だけは柏木3丁目に移動しましたが、その後創建された輪王寺を含めて近頃は「北山五山」と呼ばれています。五つの寺は散策にちょうどよい距離にあり、名刹の趣が残る人気のエリアです。政宗公ゆかりの青葉神社もあり、街の喧騒から離れて、ゆったりとした時間を楽しむことができます。

 

② 最初に訪れるのは五山のひとつめ「光明寺」
1283年(弘安6)伊達郡国見町(福島県)に創建された伊達氏始祖朝宗夫人の菩提寺。1604年(慶長9)に移設。慶長遺欧使節「支倉常長の墓」がある。

■光明寺   仙台市青葉区青葉町3-1 Tel:022-234-6660

P1070357_re

光明寺の入口に自転車を置き参道を登る

P1070361_re

左右にある丸い低木と高い樹木の木立が迎えてくれる

 

静かなたたずまいの光明寺本堂 

静かなたたずまいの光明寺本堂

P1070364

支倉常長の墓へ向かう

支倉常長の墓へ向かう

慶長遺欧使節としてヨーロッパを訪れた支倉常長の墓(左)と、案内人ルイス・ソテロの記念碑(右)が同じ敷地に立っている

慶長遺欧使節としてヨーロッパを訪れた支倉常長の墓(左)と、案内人ルイス・ソテロの記念碑(右)が同じ敷地に立っている

五輪塔と呼ばれる常長の墓石。下の石から地(地輪)・水(水輪)・火(火輪)と刻まれている文字が見える。その上につく「空輪」「風輪」の石は見当たらない

五輪塔と呼ばれる常長の墓石。下の石から地(地輪)・水(水輪)・火(火輪)と刻まれている文字が見える。その上につく「空輪」「風輪」の石は見当たらない

 

 

<ちょっとお立ち寄り!>
「がんづき」がおいしいと評判の鈴木餅店でひと休み。今回はだんごを注文!

鈴木餅店

営業時間:07:00~17:00 定休日:日曜日
仙台市青葉区青葉町5-3  Tel:022-707-3621

店の中から訴える「営業中」の赤い旗

店の中から訴える「営業中」の赤い旗

注文してから餡をつけてくれるだんご。ごま・しょうゆ・あんの3種類があり各100円 ※写真はごまとしょうゆ

注文してから餡をつけてくれるだんご。ごま・しょうゆ・あんの3種類があり各100円 ※写真はごまとしょうゆ

 

 

③ 次に訪れるのは五山のふたつめ「東昌寺」
1283年(弘安6)伊達郡国見町(福島県)に創建された伊達家最初の菩提寺。樹齢約500年と推定されるマルミガヤや樹齢約350年のアカマツがある。
■東昌寺  仙台市青葉区青葉町8-1 Tel:022-234-9066

東昌寺の参道下に自転車を駐輪

東昌寺の参道下に自転車を駐輪

アカマツ並木の参道を登る

アカマツ並木の参道を登る

登り切ると左手には鐘つき堂が。音を聞いてみたかった・・・。

登り切ると左手には鐘つき堂が。音を聞いてみたかった・・・。

東昌寺の本堂

東昌寺の本堂

P1070418

本堂の手前にある仙台市保存樹木に指定されている「アカマツ」(推定樹齢350年)

本堂の手前にある仙台市保存樹木に指定されている「アカマツ」(推定樹齢350年)

こちらは本堂横にある、同じく仙台市保存樹木の「コウヨウザン」(推定樹齢150年)

こちらは本堂横にある、同じく仙台市保存樹木の「コウヨウザン」(推定樹齢150年)

そしてこの木が推定樹齢500年の「マルミガヤ」。国指定の天然記念物である!

そしてこの木が推定樹齢500年の「マルミガヤ」。国指定の天然記念物である!

マルミガヤの実?これから大きくなり丸くなるのかな?

マルミガヤの実?これから大きくなり丸くなるのかな?

 

 

④ そして隣りにある「青葉神社」へ
北山五山と一緒に訪れたいのが正宗公ゆかりの青葉神社。武振彦命(たけふるひこのみこと・伊達政宗)を祀っている。1874年(明治7)に仙台城から東昌寺の敷地西半分に移転・造営した。本殿内には政宗夫人を祀る愛姫神社がある。
■青葉神社 仙台市青葉区青葉町7-1 Tel:022-234-4964

まっすぐに伸びる参道を登る

まっすぐに伸びる参道を登る

拝殿に向かって参道が続く境内。広く静かな景観がひろがる

拝殿に向かって参道が続く境内。広く静かな景観がひろがる

現在は本殿には政宗の正室・愛姫(めごひめ)が合祀されている

現在は本殿には政宗の正室・愛姫(めごひめ)が合祀されている

 

<POINT>
政宗公を祀る青葉神社へも自転車で行ける
徒歩でならお寺や神社へは石段を上りますが、車用の道路もあるので電動アシスト付のダテバイクなら本殿近くまで行けます。

ダテバイクなら境内へ自転車で行ける!

ダテバイクなら境内へ自転車で行ける!

参道の左横に、車道があるので今回は自転車でトライ。坂道でも電動がアシストしてくれるから大丈夫!

参道の左横に、車道があるので今回は自転車でトライ。坂道でも電動がアシストしてくれるから大丈夫!

 

 

⑤五山の3つめ「覚範寺」へ
1586年(天正14)政宗公の父である輝宗の菩提寺として、米沢に創建され、 政宗の師である、虎哉宗乙が開山。その後、岩出山を経て1600年(慶長5)仙台の愛宕山に移転後消失、1602年(慶長7)に北山に再建された。政宗公の正母・保春院の墓と政宗公の三男・宗清の供養塔がある。
■覚範寺 仙台市青葉区北山1-12-7 Tel:022-234-0829

覚範寺の参道前に自転車を駐輪

覚範寺の参道前に自転車を駐輪

広い参道を登る

広い参道を登る

参道を登る途中、散歩中のワンちゃんと世間話し?

参道を登る途中、散歩中のワンちゃんと世間話し?

山門の左右では大きな仁王が守っている。その姿は迫力満点!

山門の左右では大きな仁王が守っている。その姿は迫力満点!

山門の左右では大きな仁王が守っている。その姿は迫力満点!

山門の左右では大きな仁王が守っている。その姿は迫力満点!

P1070438

本堂へたどり着く

本堂へたどり着く

本堂の前では小さな石の達磨が迎えてくれる。愛嬌がありかわいい

本堂の前では小さな石の達磨が迎えてくれる。愛嬌がありかわいい

仙台市の保存樹木「ヒヨクヒバ」

仙台市の保存樹木「ヒヨクヒバ」

 

 

⑥五山4つめはあじさい寺「資福寺」
正宗公の父、輝宗が虎哉宗乙を招いて中興開山し、政宗の教育を任せたことで知られる寺。後に岩出山、仙台谷地小路(仙台市東六番丁)に移り、1638年(寛永15)現在地に移転した。紫陽花の名所で、いわゆる「あじさい寺」として有名。
■資福寺 仙台市青葉区北山1-13-1 Tel:022-234-5730

資福寺参道前に自転車を駐輪

資福寺参道前に自転車を駐輪

参道の左右にはあじさいの木が植えられている。手入れされているあじさいの木はこれからグングンと葉を茂らせきれいな花を咲かせる ※訪れた4月末はまだ成長途中・・・

参道の左右にはあじさいの木が植えられている。手入れされているあじさいの木はこれからグングンと葉を茂らせきれいな花を咲かせる ※訪れた4月末はまだ成長途中・・・

大きな山門をくぐり奥の本堂をめざす

大きな山門をくぐり奥の本堂をめざす

P1070468

本堂に到着。本堂前の通路脇には石造りのベンチが並んでいる

本堂に到着。本堂前の通路脇には石造りのベンチが並んでいる

 

 

 

 

<POINT>

IMG_0400IMG_0401IMG_0398
資福寺のあじさいは必見!
別名「あじさい寺」とも呼ばれる市内屈指のあじさいの名所。1200株のあじさいが6月下旬から7月中旬まで楽しめる。

 

⑦足を延ばして五山5つめの「輪王寺」へ
1441年(嘉吉元年)、伊達家九世政宗夫人の所願により伊達家十一世持宗が福島県梁川に創建。伊達氏の移動とともに6回移転。「輪王寺の六遷」と称している。 1602年(慶長7年)現在地の北山に移る。
■輪王寺  仙台市青葉区北山1-14-1  Tel:022-234-5327

輪王寺参道前に自転車を置く

輪王寺参道前に自転車を置く

輪王寺の山門。仙台市の有形文化財。 1691年(元禄4)仙台藩四代藩主綱村が建立。1876年(明治36)の大火により、北山一帯の寺院は焼失したが、その時に唯一残った山門である

輪王寺の山門。仙台市の有形文化財。 1691年(元禄4)仙台藩四代藩主綱村が建立。1876年(明治36)の大火により、北山一帯の寺院は焼失したが、その時に唯一残った山門である

本堂

本堂

帰りの参道を下るときの風景。遠方に中心部のビルが立ち並ぶ様は圧巻。時空を超えた気分が味わえる

帰りの参道を下るときの風景。遠方に中心部のビルが立ち並ぶ様は圧巻。時空を超えた気分が味わえる

目の前を通り過ぎた輪王寺の猫1

目の前を通り過ぎた輪王寺の猫1

駐車場の柵から半乗りでこちらをうかがっている輪王寺の猫2。近づいても動じない風格のある猫だった

駐車場の柵から半乗りでこちらをうかがっている輪王寺の猫2。近づいても動じない風格のある猫だった

 

 

<POINT>

P1070487P1070498_re
輪王寺で庭園散策
回遊式の禅庭園で四季折々に美しい姿を見せてくれる。花菖蒲と池の睡蓮が咲く6月下旬から7月初旬がおすすめ。三重の塔が庭園の風情を高めている。※日本庭園入場料:300円 

<北山散策がてら立ち寄りたいスポット> 
Maruho cafeマルホカフェ[餅・喫茶店]

!cid_C2CBFCFE-E46A-478B-9211-2C22FD43B7A2
老舗餅店「萩乃屋」の餅を使用したお餅料理が自慢の一軒家カフェ。餅をアレンジしたオリジナルメニューやパスタ・ドリンク、季節メニューがあり、和洋の味が楽しめる人気店。

P1070451
営業時間:11:00~16:00 定休日:木曜日
仙台市青葉区北山1-2-24  Tel:022-707-3621

横田や[絵本と木のおもちゃ]

!cid_75ECC55F-05B5-449D-924D-A0852642F23A
珍しい木のおもちゃや、迷ってしまうほどのたくさんの絵本が並ぶ店内は楽しさいっぱい!子どもはもちろん大人も時間を忘れて過ごせる。金曜日には絵本の読みきませやわらべ歌・紙芝居を楽しめるおはなし会「おはなし金曜日」が開催されている。

P1070472
営業時間:10:00~19:00 定休日:水曜日
仙台市青葉区北山1-4-7  TEL: 022-273-3788

Lunp of Hopeランプ オブ ホープ[キャンドル・雑貨]

!cid_7CCAEA06-0347-40E8-AF83-CE3D4AB56290
夜になるとたくさんのキャンドルが灯され心が癒されるお店。自分でキャンドル作りが体験できるワークショップでオリジナルキャンドルを作ることができる。市内在住の作家による陶器やランタン、添加物不使用のマフィン等も販売されている。

P1070475_re
営業時間:11:00~20:00(日曜は18:00まで) 定休日:月曜日
仙台市青葉区北山1-5-13  TEL: 022-343-6940

 

 

自然と戯れながら、全てが伊達家につながるという歴史を知ることができる北山五山めぐり。
参道を登ったり樹木や花を訪ね歩いたりと爽やかな汗を流し気分爽快! 北山界隈の散策が終わったら、自転車は地下鉄北仙台駅にある「北仙台ポート」に返却。地下鉄で仙台駅方面へ戻ることができます。

「ダテバイク北仙台ポート」で自転車をレンタル

「ダテバイク北仙台ポート」に自転車を返却

 

 

ダテバイクで出かけよう! 初夏の仙台めぐり<2>はいかがでしたか?
軽快にペダルを踏み効率よく廻れば約半日。ゆっくりと自然や歴史に浸りながら廻ればほぼ一日。
初夏のサイクリングは気持ちが良いですよ!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

NEWS & TOPICS

  1. 三瀧山不動尊まつり
  2. P1040220
  3. _XG_1163ぶらんどーむ
  4. 歌のちから
  5. おおまち 空中ステージコンサート

machinaviPRESSの深掘版

  1. P1040220
  2. 本祭りの28日には「夏の大祭祈祷会」が行われている
  3. 楽しみがい
っぱいの露天
  4. 庭園には伊達政宗公の胸像が。
  5. blog108_1_07
  6. blog108_2_03
  7. P1060914
  8. blog_a_07
  9. XG_1377
  10. 撮影場所:北庭 天気の良い日には、美術館見学の小学生たちが芝生の上でお弁当を広げる。右奥/新宮晋作「時の旅人」、左/フェルナンド・ボテロ作「馬に乗る男」

PRESSもチェック!

2016.9.29 発行

vol.113
machinavi仙台townfeedで仙台を楽しもう

最新号を読む

>>バックナンバーはコチラ

スポンサードリンク

ページ上部へ戻る