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街の人に便利に使ってもらう— それがこの場所で商いをするということ

lead-img-102広瀬通を挟み南北に広がる商店街。
街の名前は「一番町」。通りの名前は「東一番丁通り」。江戸時代は侍の街であったこの界隈も、時の流れとともに老若男女が集うにぎやかなショッピングエリアへと変化を遂げたのである。
そういえば「番ぶら」なんていう言葉もありました…。
ぶらんどーむ一番町商店街と一番町四丁目商店街、これからの発展が楽しみである。


おそば さん竹

のどが渇いた時にササっとすすってほしくて「せいろ」(620円)

のどが渇いた時にササっとすすってほしくて「せいろ」(620円)

開店時間の午前11時。その時を待ちかねたように店に続々とお客さまが入ってくる。一番町四丁目の「おそばさん竹」のいつもの風景だ。創業は、明治40年(1907)の上海。天ぷらを中心とした日本料理の店として暖簾を構えた。戦後、上海から戻った大田嘉女が息子の健一とともに東一番町に「生そば さん竹」を開店させた。

現在の店舗外観

現在の店舗外観

昭和28年(1953)に東一番町に面した下座一に移転開業した

昭和28年(1953)に東一番町に面した下座一に移転開業した

女将の大田仁恵さんは「敗戦後、上海から引き揚げてきたと聞きました。もともとは関西の出でしたが、健一お父さんが病気だったこともあって日本に残り、長町にある農学校の下宿にいたんですって。そのご縁で相馬に引き上げ仙台にお店を出すことになったんです」。

気風のよさでも評判の大田さんは、ご主人亡き後、その細腕で商売を支えてきた

気風のよさでも評判の大田さんは、ご主人亡き後、その細腕で商売を支えてきた

上海時代同様に、さん竹はすぐに多くの人に愛される店になった。丼からはみ出すほど大きな大海老そばや季節のおそばなど、看板メニューも多い。「高級食材を使ったものもあれば、さっぱり食べてもらえるシンプルなせいろまで、いろいろ選択肢があって、街の人に便利に使ってもらえる場所でありたい。それがここに場所をいただいて、商売をさせていただいているということだと思うの。これからも、ご年配の方がひとりで来て、おそばを食べられる場所であり続けたいですね」。

ゆで上げたそばを水でしめる。この「洗い」という作業によって、より一層の「腰」が引き出されるのだ

ゆで上げたそばを水でしめる。この「洗い」という作業によって、より一層の「腰」が引き出されるのだ

水でしめたら、ざるでしっかり水をきるのがポイント

水でしめたら、ざるでしっかり水をきるのがポイント

丁寧にせいろにもりつければ、完成だ

丁寧にせいろにもりつければ、完成だ

INFORMATION

店名
おそば さん竹
住所
青葉区一番町四丁目9-24
営業時間
11:00〜20:00(ラストオーダー19:45)
休業日
不定休
TEL
022-263-2515

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