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脇役が主役になる「葱屋平吉」の葱料理【仙台伝統野菜】
- 2016/1/12
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- 仙台伝統野菜
店名に「葱」を冠しているだけあって、仙台曲がり葱を使用した料理が数多くそろう「葱屋平吉」。
店長の伊藤聡さんは、「今年は冬が暖かいため、例年より遅く12月末ころに曲がり葱が一番美味しい時期になりそうです」と教えてくれた。 ずらりと並んだ仙台曲がり葱のメニューのうち、最もファンが多いのが、「仙台曲がり葱の黒焼き」。 炭火で真っ黒になるまで焼いた葱の一番上の部分をはがし、中から出てきた真っ白な部分を頬張る。ホクホク、トロトロの口当たりがたまらず、葱という食材への概念がガラリと変わってしまいそうだ。 伊藤さんも「これまで葱は、どちらかというとお料理の脇役でした。でも、本当は主役になれる食材なんですよ。ぜひ、葱の美味しさをみなさんに味わっていただきたいです」と胸を張る。 もちろん「黒焼き」以外にも意表を突くメニューがずらり。 例えば、「浅漬け」。“葱を浅漬け?”と思うことなかれ。焼きを入れて水分を飛ばした後で、特製の漬物ダレに漬け込む。これがキンキンに冷えた白ワインによく合う上質なアペリティフのごとき味わいで、感動的に美味い。 「バター焼き」もまた、バターの深いコクと葱のトロッとした触感が絶妙で、お酒がグイグイ進んでしまいそう。 ほかにも“その手があったか!”と思わず膝を打つ「天ぷら」は、葱の甘さをダイレクトに味わうもの。「素材がいいので、シンプルに塩で召し上がって下さい」と、伊藤さん。ここでしか味わえない絶品葱料理を、ぜひお試しあれ。
INFORMATION
- 店名
- 葱屋平吉 本店
- 住所
- 仙台市青葉区一番町四丁目4-10 2・3F
- 営業時間
- 11:30~14:30、17:00~23:00(金土祝前日は~24:00)
- 休業日
- 大晦日のみ夜休業
- TEL
- 022-217-2350