春の七草のひとつである「せり」。その和名の由来は、葉が競うようにして出てくる「競る」から「せり」に転化したという説があります。
そんな、生命力あふれるせりの、出荷量日本一を誇るのが、わが宮城県。仙台のお隣の名取は名産地として知られ、「仙台せり」の名で全国にせりを出荷をしています。地元では伝統野菜のひとつとして、お正月の雑煮やそばやうどんの薬味としておなじみの食材。さらに、ここ数年前は仙台せりが主役の「せり鍋」が、大人気!
そこで今回は、伝統野菜の「仙台せり」の生産者、販売する人、そして「仙台せり」が主役の「せり鍋」をご紹介。今夜は大切な人を誘って、あったか~い「せり鍋」でほっこりしませんか?
阿古[国分町]
カウンターのみ15席、開店からほどなくして満席になってしまうほどの人気の居酒屋「阿古」。この時期の“必食メニュー”として、地元だけでなく東京などの遠方からもリピーターがわざわざ食べにくるのが「せり鍋」だ。新鮮な名取産の仙台せりと、脂の乗った天然鴨(もしくは鶏)、そして曲がりねぎを、鴨の骨と鶏の手羽、そして焼き飛魚などでじっくり取っただし汁で煮ていただくもの。正統派と呼ぶにふさわしい、丁寧に取られただしと鴨の旨味が凝縮された鍋の美味しさは、言葉を失うほど。〆の街ナビ的オススメは、カレー雑炊。思わずおかわりしたくなるほど!
INFORMATION
- 店名
- 阿古
- 住所
- 仙台市青葉区国分町二丁目11-11
- 営業時間
- 17:30~24:00
- 休業日
- 日曜・祝日
- TEL
- 022-223-0341