戦後の焼け野原に自然発生した青空市場が、昭和21年に「中央公益市場」となったのが、この壱弐参横丁の始まり。当時からこの場所に暖簾を構える老舗もあれば、ここ最近オープンしたオシャレなバーや雑貨店まで、古きと新しきが混ざり合う、宝箱のような場所。仙台の“キング・オブ・横丁”として、多くの市民に愛されている。
昭和酒場 なつかし屋
懐かしい映画ポスターやおもちゃなどが所狭しと並ぶ、昭和レトロな居酒屋「なつかし屋」。
ここの名物が、かつて駄菓子屋で食べることができた「仙台どんどん焼き」だ。緩めに溶いた小麦粉に刻んだネギ、桜エビに天かす、紅ショウガが入った、素朴でどこか懐かしい味のする一品。親方の種澤和五郎さんは「昔の子どものおやつだよ」と話すが、醤油味のそれはビールにぴったり。アツアツを頬張って、ビールで流し込む…。これぞ“大人の伊達美味”と呼ぶにふさわしいというもの。
ほか、まるでパフェ?と見紛うようなかわいらしい「ポテトサラダ」や豪華な刺身盛り合せ、宮城の地酒も人気。
INFORMATION
- 店名
- 昭和酒場 なつかし屋
- 住所
- 仙台市青葉区一番町二丁目-3-28 壱弐参横丁内
- 営業時間
- 17:00〜24:00
- 休業日
- 日曜、祝日、食材仕入れ・湯治の日
- TEL
- 090-7939-5334