- Home
- machinaviPRESSの深掘版
- リペアマンの仕事は、気持ちのいい音が出せるかどうか【Web深堀版】
リペアマンの仕事は、気持ちのいい音が出せるかどうか【Web深堀版】
- 2016/2/24
- machinaviPRESSの深掘版
- サンモール一番町商店
サンモール一番町商店街の中で、ロッカーの聖地ともいえる「Super Guitar Shop BIG BOSS SENDAI」。メタリカのジェイムズ・ヘットフィールドら一流ミュージシャンらが使用しているESPをはじめ、さまざまなブランドのギターやベースを販売している。店長の舘野令史さんは「みなさん最初のギターは、比較的リーズナブルなものを選ばれることが多いです。でも、本当は最初からオーダーメイドで作ってしまったほうが、自分にしっくりくるものができるので、いいんですよ。ただ、お値段も高くなりますから、なかなかそういうお客さまはいらっしゃいませんね」と笑う。
オーダーメイドギターの数はそれほど多くないそうだが、「それでも月に1本程度はご注文がありますよ。材質や音楽のスタイルによって、まったく音の違うギターになるんです。それに、形状も色も材質も自在ですし、特殊仕様にすることもできます。ギター好きなら1本は持ちたいですよね」と。舘野さん自身ももともとはギタープレーヤー。「中学生でギターを始めて、高校生の時に使っている木でギターの音が変わるというのを知ってからは、ギター自体にハマっちゃったんですよ」と。
こうして舘野さんは、ショップ併設のESPクラフトアカデミーを卒業し、リペアマンとなった。「私が一番大切にしているのは、お客さまの好みのセッティングにするということ。ギターは、1本1本違うので、それぞれのクセを見抜くことも必要です。でも、この世界には教科書もないし、どんなにやっても完成というところがないんです。極論を言えば、気持ちのいい音が出るか出ないか、それだけなんですよ」。
現在はマネジメントにまわっているため、リペアマンは卒業した舘野さん。「本当はずっとギターをいじっていたいんですけれど、そうもいかなくて…(笑)。今は、優秀な若手に任せています」。こうして、繊細な音の違いを作り出すリペアマンの仕事は、次世代へと引き継がれている。
INFORMATION
- 店名
- Super Guitar Shop BIG BOSS SENDAI スーパーギターショップ ビックボス仙台
- 住所
- 仙台市青葉区一番町二丁目3-33
- 営業時間
- 平日11:00~20:00、土曜11:00~19:00、日祝]10:00~19:00 年中無休
- TEL
- 022-267-0495
- URL
- http://www.bigboss.jp/sendai/