春の七草のひとつである「せり」。その和名の由来は、葉が競うようにして出てくる「競る」から「せり」に転化したという説があります。
そんな、生命力あふれるせりの、出荷量日本一を誇るのが、わが宮城県。仙台のお隣の名取は名産地として知られ、「仙台せり」の名で全国にせりを出荷をしています。地元では伝統野菜のひとつとして、お正月の雑煮やそばやうどんの薬味としておなじみの食材。さらに、ここ数年前は仙台せりが主役の「せり鍋」が、大人気!
そこで今回は、伝統野菜の「仙台せり」の生産者、販売する人、そして「仙台せり」が主役の「せり鍋」をご紹介。今夜は大切な人を誘って、あったか~い「せり鍋」でほっこりしませんか?
伊達のいろり焼 蔵の庄 総本店[仙台駅前]
“予約でいっぱいの居酒屋”として知られる「伊達のいろり焼 蔵の庄」。地産地消にこだわった旬の食材と料理の数々が、熱心なリピーターを生み出しているカリスマティックな店だ。その「蔵の庄」のせり鍋は、名取産の無農薬仙台せりと脂の乗った鶏肉を、昆布を始め4種以上のだしをブレンドしたスープでいただくシンプルなもの。最高に美味いだしは、作り置きせず、毎日親方が丁寧にとっている。一口ふくめば、感服の声をあげずにはいられないだろう。〆のオプションもご飯、うどん、餅とバリエーションも豊かなのがうれしい。今回取材した駅前の総本店のほか、ぶらんどーむ一番町に一番町本店がある。
INFORMATION
- 店名
- 伊達のいろり焼 蔵の庄 総本店
- 住所
- 仙台市青葉区中央一丁目8-38AKビル4F
- 営業時間
- 16:00~24:00
- 休業日
- なし
- TEL
- 022-268-2488