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お客様をとにかく大事に、正直に商売を

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仙台駅を中心に広がる商店街の顔はさまざま。
商業ビルが立ち並び流行の最先端を垣間見ることができる仙台駅前商店街。そして仙台駅から真っ直ぐに伸びるアーケードは、ハピナ名掛丁商店街とクリスロード商店街。古くからの暖簾をかまえる老舗とナショナルショップが共存し、多くの人々が行きかう買い物ストリートである。
店の佇まいを眺めながら歩いてみると、新しさの中に歴史を感じることができるエリアである。


生活雑貨の店 荒岩本店

創業明治20年(1887)の荒岩本店。初代の荒井岩之助の名から屋号を荒岩としたが「最初は、岩沼で商売をしていました。初代、つまり現社長の祖父が仙台に移って、それで小間物の卸売を始めたんです。当時は、芭蕉の辻あたりが人通りが多かったから、逆にこの場所は卸売をするのには最適だったようですね」と、副社長の荒井美佐子さんは話す。

副社長の荒井美佐子さん(右端)と従業員のみなさん。「お客様から、お店の人たちの明るい笑顔に癒やされたよ」とお褒めのお言葉をいただくこともあるんですよ」と。確かに素敵な笑顔!

副社長の荒井美佐子さん(右端)と従業員のみなさん。「お客様から、お店の人たちの明るい笑顔に癒やされたよ」とお褒めのお言葉をいただくこともあるんですよ」と。確かに素敵な笑顔!

荒物雑貨としてこの地で暖簾を構えた「荒岩商店」。洗剤やちり紙の行商も行っていたという

荒物雑貨としてこの地で暖簾を構えた「荒岩商店」。洗剤やちり紙の行商も行っていたという

かつては、パン屋さんが店子として1階の隣りにあったことも

かつては、パン屋さんが店子として1階の隣りにあったことも

戦争の焼け野原からの再出発を経て、小間物の卸売から荒物、金物、生活雑貨からファンシー商品と取り扱う商品を変え、高度成長期、バブル経済崩壊など、時代の荒波を乗り越えてきた。「お客様をとにかく大事に、正直に商売をするというのが祖父や父の教え。私の義父はね、英語なんて話せないのに、外国人が来ると店の奥で焼いたお餅なんかを『あがらいん』って言って渡すの。私はえっ!?って思ったんだけれど、その方すごく喜んでね。私の義父を『仙台のお父さんだ』って言ってくれて。今、“おもてなし”って誰もが知っているけれど、義父や義母はずっとずっと前からそれが染みついているような人たちでしたね。店に入ってきたら、誰もがお客様だって。受け継いだ私たちも、人と人とのつながりを大事にして、これからもがんばらないとね」。

見ているだけでワクワクするような、かわいらしい雑貨がずらりと並ぶ店内。何を買うか、迷っちゃう!?

見ているだけでワクワクするような、かわいらしい雑貨がずらりと並ぶ店内。何を買うか、迷っちゃう!?

INFORMATION

店名
荒岩本店
住所
青葉区中央二丁目6-10 荒岩本店ビル1F
営業時間
9:30〜19:30
休業日
年末年始
TEL
022-222-5466

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